
80年代前半の35ミリ一眼レフ事情について昨日懐かしく記しましたが、カメラそのものもさることながら、カタログやテレビCMも胸熱でした。画像は当時のカタログの一部ですが、もう表紙からメーカーや作り手の熱量が横溢して、じゅるじゅると音が聞こえそうです。メーカーごとにターゲット客層が違う…表現のテーマや世界観の違いも面白いです。オリンパスの「おれたちはちょっと違うぞ」「わかる人にだけ届けたい」カンジ、70年代にカワセミを撮るCMやそのカレンダーでOM一桁シリーズのイメージを確立し、80年代をOM二桁シリーズを世に問う真っ最中のタイミング。キヤノンは明るくてわかりやすいビジュアルで昔から宣伝が上手い会社でした。Aシリーズが絶大な人気を得たあとにまさかなコンテンツ「Tシリーズ」に移行というタイミング。Aシリーズに心酔してたカメラ小僧たちの戸惑いたるや。。。でもTシリーズの姿、ありようこそ、今のRシリーズカメラまで連綿と通じるプロダクトのたたき台だったことが今になるとわかるので、時空を超えて当時不安に苛まれてたキヤノンファンの若者たちに「大丈夫だぞ」って教えてあげたい。
当時のカタログも見どころが多く語りつくせないけど、カメラだけでなくクルマやオーディオ製品のカタログも美しくて物語があり鑑賞物としてとても楽しめる刷り物でした。アナログとデジタルのはざまのあの時代、文明の利器全般に一番輝いてた時代だったと思います。